カテゴリ:愛犬ponntaの一生( 1 )

ponnta

f0079249_031652.jpgponntaが星になった。
2006年9月23日(土) 午後2:30 眠るように、安らかに・・・

2週間前、小腸ガンと宣告され、腫瘍の摘出手術を行った。手術は成功したが、他に転移した場合は危険だと言われた。
手術後、入院しているponnに会いに行くとすごく元気だった。naoの顔を見ると嬉しそうに短い尻尾を振って擦り寄ってきたんだ。痩せてしまった小さなponnを抱き寄せて沢山沢山、チュウをした。眉間の間を撫でてやると、気持ちよさそうに目を細めた。
でもこれが、生きているponntaを抱くことのできた最後になった。

元気に病院から帰ってきたponnだったが、次の日の夜、去年辺りから発症したてんかんの発作を5回も起こしたという。それがponnを弱らせた最大の原因だったかもしれない。
camiが生まれてからは、微妙に遠い実家になかなか帰れないでいた。ponntaに会いたくて、月1回2回、やっと顔を出せるといった感じだった。そのためponnがてんかんの発作で苦しむ姿は1度も目にしたことがない。nao父は安楽死を考える程、ponnがかわいそうで辛かったと言っていた。
ponntaが亡くなる前の日、義姉から電話があった。「明日帰ってこれない?」ponnの病状を詳しく知らされていなかったnaoは予定があるからと、断った。
次の日目が覚めると、やっぱり行こう・・・ponntaに呼ばれたのかもしれない。予定をキャンセルして、camiと2人、実家に向かった。午後2時、到着。ponnが息を引き取る30分前だった。

痩せ細り、ぐったりと横たわるponnta。触れたら壊れてしまいそうだった。naoの到着を待っていたかのように、そのままponnは目を閉じた。

f0079249_2132959.jpgponntaが我が家にやってきたのは11年前。手のひらに乗るくらい小ちゃくて、くりんくりんの毛がとってもかわいい子犬だった。
naoの亡き母が、奇跡的な生還を遂げ、犬を飼いたいと言い出した。犬(動物)が苦手のnao父、naoやnao兄がどんなに頼んでも首を横に振っていたのに、愛する妻の頼みには1つ返事でOKした。

ponntaはすごく賢い犬だった。
犬らしい犬。
ミニチュアシュナウザーのオスで、飼い主には忠実。nao母の言うことしか聞かなかった。番犬としても優れていて、呼び鈴の音や玄関から入ってくる客にはすごい勢いで吠えまくっていた。でも店(nao実家は床屋)にくるお客には決して吠えない。住居と店がつながった作りになっているが、店にトコトコ出て行ってしまうことも1度もなかった。
nao母が亡くなった日、ponnは暴れまくった。家中を気が触れたように走り回り、うなり声をあげ、荼毘に付された後も、母の寝ていた布団の上でまるくなり、決して動こうとしなかった。そんなponnを見ていることが何よりも辛かった。窓辺に伏せて、来る日も来る日もお母さんの帰りを待ちつずけ、背格好の似ている人が通ると吠えていたっけ。しばらくの間は「お母さん」って言葉も禁句だったな。そんなponntaも徐々に落ち着きを取り戻し、だんだんとnaoを受け入れるようになっていった。naoが家を出てからはnao父に。

f0079249_228467.jpgponntaは近所でもなかなか評判のイケメンだった。「もしかしてponntaちゃんですか?」と、初対面の人でもきずいてしまうほど、一般的なミニシュナよりも数倍かわいい。その訳は体つきもおおきな理由の1つだろう。運動量が半端じゃない。
ponnは散歩が大好き。1日2回、1回1時間強の散歩を毎日していた。リードを放してもちゃんと言うことを聞く、賢い子だった。川土手でリードを放してやると、ウサギみたいに飛び跳ねて、すごい勢いではしゃいでいたね。あぁ~思い出すだけで泣けてくる・・・
大雪が降った後は一緒にソリもした。びしゃびしゃ、どろどろになりながら何度も何度も。
寒い冬はnaoの膝の上がponntaの特等席。布団にも潜り込んできて朝まで一緒に寝坊した。犬なのに、naoより遅く起きてきたりして、おもしろいヤツだったな。
優しいところも沢山あったね。ガキんちょが尻尾や髭をグイグイ引っ張っても、執拗に追い掛け回しても、吠えたり噛み付いたりすることは絶対無かった。店が閉まり、皆が2階に上がるときは、最後の人が上がり終わるまで、一緒に待っていてくれた。
悲しい時、寂しい時、辛い時、いつだってponnはnaoの隣にいてくれた。
友達であり、弟であり、兄であり、時にはお母さんのように優しくnaoを包んでくれたponnta。
キミがいたから乗り越えられたこと、沢山あるよ。ありがとう。

ponntaが息を引き取った日、棺代わりの箱に横たわるponnと一緒に寝た。眠っているように、綺麗な横顔だった。体を撫でながら、いつまでもこのponnの感触を忘れないでいようと思った。
骨になり、姿形がなくなってしまうこと、もう2度と会えないということを実感させられる。愛する人に触れることが出来なくなる怖さ、辛さ、悲しさ、絶望感、何度もそれを味わってきた。最後の最後まで、ponntaに触れていたかった。ponnが怖くないように、安心して旅立てるように・・・

ponn、キミにとって私たちは最高の家族でいられたかな?誰よりも幸せな犬生を送れたかな?
小さい体でよく頑張ったね。必ず、大好きなお母さんにあえるよ。安心して天国へ向かってください。
11年間、本当にありがとう。
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by happeacemile | 2006-09-28 02:24 | 愛犬ponntaの一生